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太平洋戦争 日本の敗因〈4〉責任なき戦場 インパール (角川文庫)
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| ジャンル: | 本
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| 発送可能時期: | ご確認下さい
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| 参考価格: | ¥ 504 (税込)
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いつまでも責任感のない戦場 日本の戦争責任うんぬんという話はいつでもどこでも聞くが、戦略なきところに戦術は無し、戦術無きところに責任無し。何も考えず始めた戦争が、いつの間にやら自分自身を大きく肥大化し、増長させ、増上漫に陥り、なんでもできるような錯覚に陥っていった陸軍首脳の戦略の無さは非常識すぎて呆れかえるばかりです。特に本作品に描かれたビルマ戦線の惨状はあまりにもひどすぎる。戦争開始時には元々無かったビルマ占領後のインド攻略を、南方攻略が上手くいった戦争当初に考えてはいたものの、補給というものの難しさから、“否”としていたときにはまだよかった。それを戦争末期にもなって、この作戦がいかに非常識なものかは分かってはいても、温情やら何やらを優先し、常識的な意見を言う人間たちをすべて排除してまで行ったこの作戦の無意味さにははっきり言えば腹が立つ。このことを考えると、今の日本経済を顧みるに同じことが言えるのではないでしょうか。これを作成したのがバブル崩壊直後であると考えると、今の2009年まで過ごしたこの経済を考えたときに、時宜に適した興味深い番組で、前に見たときよりもさらに深く考えさせられました。
「あの戦争」を具体的に知ることの出来る1冊 今回、再読した。前回とやや異なる印象を受けたのは、報道という本書の性格からだろうがミャンマー(ビルマ)の軍事政権に対する見方が極めて甘い。
本質的じゃないと思われるかも知れぬが、政治が軍隊によっている国は極めて多い。これもまた「軍隊」の大きな本質的性格だと思う。自衛隊も「省」に昇格しペルシャ湾など旧日本軍も及ばなかった地に赴くに至ったし、わが国の政治は劣化が余りに激しい。危惧の念が少しずつ増している私だ。
その一方、靖国問題に見られるように日本人の多くが「戦争」というものに「正当な拒否感」を失いつつあるように思う。本書は量が少なすぎるけど、旧日本軍の兵士たちが如何に無残な死を遂げたかが、相当程度に具体的に書かれている。
これをお読みになれば、「日本を守るために犠牲になった英霊」なんて表現はとてもじゃないが素直には使えなくなるはずだ。
インパールに限らない。ガダルカナル、レイテ、沖縄・・・。戦争指導者のためにあまりに無残な死を強いられた「昭和の戦争」の実態をどれかひとつでいいから、特に若い人に是非知っていただきたいと思う。それなくしての抽象的な「国を守るために死ねるか」といった議論は空虚そのものである。
そして出来ればイラクをはじめ現在行われている「戦争」についても是非、具体的な実態を知って欲しいと思う(この点でも日本のジャーナリズムはあまりに非力だが…)。
冒頭に述べたこととあいまって「憲法9条」を考える上で大きな参考になると思うし、「9条」を生んだ背景を考えない改憲議論はこれまた空虚だ。
最後に「責任」について一言。
インパール作戦に限らず軍の指導部の「無責任」は明白であり、それを指弾することは容易である。
じゃ、「責任ある行動」とは何を意味するのだろうか?
とりあえず「事後責任」に限ろう。牟田口中将が自決していたらいいのか?
今日の日本にも当てはまる大問題である。是非、考えていただきたい。
嗚呼、大本営、南方軍、方面軍司令官・・・。 ある部隊は最初は120名、最終的に72名が死亡。その内に戦闘で死亡した兵はわずか4名、あとは病死と餓死。壊滅状態のインパール作戦、参加した日本軍は10万以上、その内で戦死者は3万人、傷病兵は4万人。白骨街道は見るも無残、まだ生きていても栄養失調でガリガリ、服を着ている兵はまだ良く、殆ど素っ裸になってしまった兵もいるという正に地獄。日露戦争以来の伝統である、補給をあてにしない短期決戦主義で、食料・弾薬の兵站を切り捨てた現実離れした計画。3000m級の山岳地帯を兵は40?50kgを背負い、牛の背に兵器や機材や食料を載せて・・・その苦労とこの地獄絵。昭和12年7月盧溝橋事件の悪名高き支那駐屯軍歩兵第一連隊長の牟田口大佐、これが昭和16年4月第十八師団長、その後インパール作戦の第十五軍司令官牟田口廉也中将でまたまた登場。その後責任も取らず予科士官学校の校長に。張本人の一人のビルマ方面軍の河辺中将はその後何と大将に。本シリーズ(1)で不愉快だった大本営作戦課長服部卓四郎がまだいた。、作戦部長だった田中新一が第十八師団長、中将でまたここに出てきた。強気一辺倒で精神論、楽観主義で考えもない、責任は取らずに更に出世、羨ましい。こういう連中に翻弄された犬死の兵は・・・何とも言いようがない。
無謀な作戦 補給を軽視した無謀な作戦と言われる、インパール作戦について、分析した本です。この本を読むと、無責任だった当時の日本陸軍の組織的体質がわかります。誰も責任を負わず、人ごとのように作戦計画をし、無駄に損害を増やしてしまう過程が明らかになっています。信じがたいことに、この教訓があまり生かされておらず、現代の日本の組織にもその体質が見いだされることです。過去の教訓が生かされない体質です。っこの本を読んで過去の教訓を学ぶべきと思います。特に人の上に立つ人は読んだ方が良いと思います。
(象と牛)対(飛行機) 「ジンギスカン作戦」呆れてものも言えない作戦、こんなものを本当にやったのも信じれんですが、そこそこやった日本兵に敬意を表したいと思います。但し、指導者へではないですよ。指導者はもっと糾弾されてしかるべきであったはずですが、相変わらず軍部身内のなれあいで「不問に付す」という例のアレで皆さんのうのうと生き続けて終戦を迎えたはります。異国で屍になった怨霊をものともせずえらいもんです。「象と牛」で山越え河越え攻めようとする日本軍、アメリカの支援を受けて空輸でバンバン物資を送って万全の体制で迎え撃つイギリス軍、なんでこんな戦いをやったのでしょうかね?またまたため息です。このシリーズ読みやすかったですが、日本人であることが憂鬱になってしまうやや疲れる本です。まあ仕方がないですね。正視して乗り越えないと。
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